ATI OVERDRIVE on RADEON9600XT
先日予備で購入した RADEON9600XT 搭載の GIGABYTE GV-R96X128D の動作確認を兼ねて、ベンチマークをしてみた。
ベンチマークソフトはFFXIベンチとゆめりあベンチを使った。
比較対照は ATi RADEON 9600 Pro AGP (純正だから品名が一般名詞っぽくて)と、9600XT での OVERDRIVE 機能を有効にした場合である。OVERDRIVE は ATI RADEON シリーズの unified driver であるところの CATALYST は、3.8 から実装されている、チップ内蔵のサーマルダイオードによる温度検出にあわせて、動的に駆動周波数を繰り上げ、パフォーマンスを稼ぐシカケである。
- ちなみにテスト環境はこんな感じ…
製品 | GV-R96X128D ノーマル |
GV-R96X128D OVERDRIVE |
RADEON 9600 Pro |
|
コア(Mhz) | 500 | 525 | 400 | |
メモリー(Mhz) | 600 | ? | 600 | |
ゆめりあベンチ | ||||
最高 | 4820 | 4914 | 3994 | |
綺麗 | 8729 | 8906 | 7447 | |
それなり | 12105 | 12332 | 11124 | |
ヴァナベンチ2 (FFXIベンチ) | ||||
Low | 6401 | 6455 | 5982 | |
High | 4767 | 4791 | 4418 |
結果は見ての通り、駆動周波数に準じたものとなっている。
どうもスコア的には CATALYST の OVERDRIVE 機能は、コア周波数のみ調整してる気がする。お手軽かつ安全牌だとは思うが、ONとOFFしかないので使い勝手は全然良くないw
ちなみに GIGABYTE の RADEON 系カードには独自のモニタリング&チューニング・ツールであるV-Tunerが添付されているが、こちらはユーザー側で自在に駆動周波数を調整可能。
ATI純正品は電解コンデンサにルビコンを採用していたが、GigabyteはニチコンとSANYOを使用している。最近のコンデンサに対して神経質なトレンドからすると他のOEM製品に比較して優位な点だろう。ATIリファレンスと同一の基板設計だが、未実装部品も少なく、仕上げの雑さも無いので、安心して使える製品と言える。
心配はクーラー(何故かアルミ製なのに赤銅色に塗装されている)のファンがどの位もつかだ。世に言うギガタイマーが実装されていない事を願うのみだw
ホントは Geforce6600 の AGP 版が出るまでは何も買わない筈だったのに…
●6600GTのAGP版は発売されないの? (上田新聞)
http://nueda.main.jp/blog/archives/000828.html
まぁ、こういう↑記事もあるし、結果オーライ、今使えればいいんです。
次は… またファンレス化?